
夜に溶けた 声がまだ 胸の奥 揺れている 閉じた瞳に映る あの日の影が囁く 触れた指の温もり いまも消せずにいる 願いひとつ 届かぬまま 時はただ 過ぎていった 儚き月よ 君に捧ぐ 夢の残響(こだま)が 胸を裂く もし生まれ変われるなら 夜を越えて また君と 出逢いたいと願う 光と影の狭間 彷徨い歩く幻 綻んだ約束を 風が静かにさらう 忘れようと決めた夜に 君の声が聞こえた 儚き月よ 僕を照らせ 闇の底でまだ求めてる 終わりのないこの想い 消せるならば 痛みさえ 愛と呼べるだろうか あの日の涙が 光に変わるなら この手を伸ばしてもいいか? 儚き月よ 君に捧ぐ 途切れた夢を繋ぐように 夜明け前のこの静寂 君の名を ただひとつ 祈りに変えて 歌う 夜に溶けた 声がまだ 胸の奥 生きている

