
🎧推奨 外に音が漏れると大変です。私が。 ——————————— 桃ほど華やかじゃなく 梅ほど尖ってもない 柿ほど重くもない。 私は最近、杏子(あんず)という果実を再評価している。 子供の頃は、正直それほど得意ではなかった。 だが、大人になって食べてみると、これがなかなか悪くない。 先日、薬局で An-Ju-Veau(アン・ジュ・ヴォー)を見かけた。 懐かしくなり、つい手に取っただけなのだが。 五本入りで百七十円くらいだっただろうか。 安すぎないか?このご時世だぞ? 私は少し心配になった。 利益は出ているのだろうか。 このAn-Ju-Veauは全国の駄菓子屋でも見かける。 甘いシロップにあんずの果実を漬け込んだ、 言わずと知れた、超ロングセラー商品だ。 しかし駄菓子屋で売る以上、 こどもでも手が届くように価格を抑えなければならない。 当然、それは簡単なことではない。 原材料費、人件費、光熱費、物流費、etc,tec... この物価高の時代に、 昔からほとんど変わらない価格で今も頑張って提供を続けている。 その企業努力に頭が下がる思いだ。頑張れミナツネさん。 家に帰り、An-Ju-Veauをさっそく冷凍庫へ入れる。 袋の裏には、炭酸割りの楽しみ方が書かれていた。 よし。今日はそれを試してみよう。 そう思い、冷蔵庫を開けた時だった。 ふと、甘酒が目に入った。私は考えた。 これ、混ぜても美味しいのではなかろうか? コップに凍らせたAn-Ju-Veauを二本入れる。 甘酒と炭酸を少し足す。 少し砕きながら、とろみがつくまでゆっくりと混ぜ合わせる。 「...ごくり。...お。うまい。」 お汁粉のような粒感。 甘酒のコク。 炭酸の爽やかさ。 思った以上に完成度が高い。 これからの夏に向けて、なかなか面白い飲み物が出来てしまった。 邪道かもしれない。 だが、私はこういう発見が好きだ。 杏子に含まれる有機酸とカリウム。 甘酒由来のブドウ糖とアミノ酸。 さらに適度な炭酸刺激。 トレーニング後の栄養補給に悪くないかもしれん。 ...いや、違う違う。 (そうじゃ、ない...)

