テントの隙間から見えた空が ゆっくり赤く染まった あなたは何も言わずに ただ夕陽を見ていた その背中を見つめながら なぜだか切なくて にじんで見えた君の 日に焼けた腕さえも 愛おしく思えた 好きな歌も違ってた 行きたい場所も違ってた 考え方も 何もかも違ってた 愛してる それだけが同じだったね わかり合えないことが増えて 諦めて言葉を飲み込むこともあった きっとあなたもあったよね それでも なぜかいつも隣にいた 違う色の空を見ながら 心がすれ違ったままの二人が 同じ朝を迎えていた 上手く言えないあなたの 不器用な優しさの中で 何度も何度も 私は守られていた 私たちは 同じ景色を見ていても 同じ未来がないこと わかっていたよね それでもなぜか あなたの隣が 私の帰る場所だった それはきっと あなたが私を たくさん愛してくれたから 夕陽が沈んだあとも 空にはまだ 消えない思い出が残っていた 言えなかった言葉を 沈んでいく夕陽に預けて ありがとう そして さようなら


