
紅い吐息に 誘われて 夢と現(うつつ)の狭間へ落ちる 爪先でなぞる 罪の旋律(しらべ) 僕の理性が 軋み出す 名前も知らぬ君なのに 忘れられない熱を遺す 壊されても構わない ただ…触れてほしい 月蝕の接吻(くちづけ)に堕ちていく 甘く苦い 夜の蜜に 「救いも愛もいらない」と 笑う君が 綺麗で怖い 誓いは毒 命は夢 この首筋に 牙を立てて 白い指先 囁く嘘 正しさなんて、意味はない 心の奥、掴んだまま 壊れる音だけ響いてる 溺れていくこの感情(おもい) 君の罠と知っていても 抜け出せない 快楽に 支配されてる 月蝕の接吻に焦がれて 禁じられた夜を生きる 「これが最後」と囁くたび 深く染まる 僕の中に 愛か呪いか わからなくて それでも君に…喰われたい 「お願い…忘れて、でも…忘れないで」 月蝕の闇で交わした 哀しき誓い 刹那のキス 痛みも悦びも絡み合い 運命さえも貪るように この愛が 地獄でも 構わない―― …君だけを信じていた 月が満ちるその夜まで もう一度だけ…名を呼んで

